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2010年 高知大学医学部 小児思春期医学教室日記

2010年 高知大学医学部 小児思春期医学教室日記

2010年6月4日~9日まで、ロンドンで開かれたEAACIに参加いたしました。一昨年にバルセロナで開かれた同学会に出席して以来の国際学会でした。本学会は、ヨーロッパ各地をはじめ、世界各国からアレルギーや免疫学にかかわる医師や研究者が集まり、今回の学会では8000人を超えておりました。ヨーロッパでは、特にコホート研究など臨床研究が盛んに行われております。学会では、自分の英語力のなさを目の当たりにしますが、しっかり外国の情報を得、外国に情報を発信しなければならないと改めて感じました。日本は、平和でとても優れた国です。しかし、海に囲まれた日本だけで満足して、世界から取り残されないようにしたいものです。

5月20日(木)~22日(土) 第52回日本小児神経学会総会開催
(満田直美,荒木まり子,細川卓利)

5月20日から3日間、福岡国際会議場で日本小児神経学会総会が開催されました。 小児神経学会は小児科学会の中でも最大の分科会と聞いています。脳炎・脳症から、先天異常、発達障害などなど守備範囲はひろく、女性の活躍が目立つ分野も多いと思います。複数のセッションが同時に開催されたため、聞き逃したものも多いのですが、参加したセッションについてはしっかりと聞いてくることができ、いい刺激になりました。 朝から夕方までじっくりと学会に出席した後、夜の部では、海鮮料理、もつ鍋、水炊きなどと、入ったお店がどこも大当たりで、三豊の佐々木先生を交えて福岡グルメを連日堪能できました。
(写真は、「水たき料亭 博多華味鳥」で鶏肉水炊き~雑炊をたいらげた後です。光の関係か、顔が赤く写っています。)

今回、高知大学からは細川先生、荒木先生が発表しました。私は手ぶらにもかかわらず、無理を言って参加させていただきました。スケジュールを調整してくださった先生方には心から感謝いたします。 お腹だけでなく頭も満たして帰ってきたはずですので、日々の診療に生かしたいと思います。

4月23日(金)~25日(日) 第113回日本小児科学会総会開催 (北村祐介)

第113回日本小児科学会総会(2010年4月23-25日、盛岡)に出席して

今回4月23日から25日の3日間、岩手県盛岡市で開催された「日本小児科学会学術集会」に参加させていただきました。しかも、最終日に口頭で発表させていただき、この4月から小児科医として働き始めたばかりの私には非常に価値のある体験だったと感じています。演題は「成人百日咳流行とワクチン追加接種の必要性」で、2007年に高知大学及び附属病院での成人例の流行を体験したこと、それを契機として現行のワクチン接種に警鐘を鳴らす、という大作でした。ど新人の私には荷が重い仕事ではありましたが、当時私が大学6年生の時の出来事でありますので、それを発表できたことには何かの縁も感じたりもしました。発表後にはフロアの先生方の質問などで、大いに盛り上がりました。至らぬ点もありましたが、非常にやりがいのある仕事を任されたと、感謝しております。何せ最終日の発表でしたので、発表を終えるまでは前日、前々日と気が気ではありませんでしたが・・・。しかも、準備を慌てていたせいか、間違えて結婚式で使用した、袖のごついシャツ(笑)を持って行ってしまい、頭が真っ白になりました。幸い発表前日だったので、急遽買いに行き、何とか事なきをえました。時間の都合でわんこそばは食べ損ねましたが、大変美味しい魚介類などをいただき、岩手県を満喫でき、大変良い思い出になりました。ありがとうございました。